-shop information
店舗概要
初代当主が越後から江戸へ出て、のれんを染める店を出店。
呉服太物へ商いを広げ、宝暦五年に京橋南伝馬町において、越後屋呉服店ののれんを掛けたのが創業になります。
2代目の当主の際に、現在の地へ店舗を移し、今日まで250余年の間、8人の当主に依り色・柄を受け継いでまいりました。
銀座 越後屋
〒104-0061 東京都中央区銀座2丁目6番5号
TEL:03-3563-5691 FAX:03-3561-5498
URL:
http://www.ginza-echigoya.co.jp
営業時間:11:00~18:00、火曜日定休、年末年始休み
google map view
-orgin
銀座稲荷社由来記
銀座稲荷社の名称の由来は、ここ銀座二丁目が銀座発祥の地、即ち慶長17年幕府が堺の職人大蔵常是に銀貨を鋳造させる銀座役所をここに置いたのが銀座役所をここに置いたのが銀座の名の起こりとなったので、その地に祀られた稲荷社と云う事でありました。
徳川幕府が江戸城へ移った時、駿府から多くの武士や町人そしてその家族が江戸へ移住し、これらの人々によってこの地に移され祀られて以来、多くの町の人々によって守り続けられて現在に至っています。
そもそも稲荷というのは、稲生(いねなり)から来たという説がある様に、元来は穀物の神であり農業を司る神であったのです。。
銀座稲荷の社は、始め銀座二丁目の裏通りにありましたが、戦後の昭和30年頃稲荷社の周囲の家の改築により裏通りがなくなり、当ビルの裏側の空き地に一時お祀り致しました。昭和40年頃にビル内の7階にお移しし、更に昭和61年に当ビル屋上に、そして平成22年新ビル落成と共に新しく台座を設けて、ビル屋上にご鎮座する事となりました。
稲荷社は農業神であったのですが、町の人々に永く守られ振興されて来ている故に、江戸の民衆の一番恐れていた火災からの守り神として崇められる様になりました。更に疫病からの守り神と同時に、この地が商業地として変化して行く中、商売繁盛、家内安全を祈願する様になったのは至極当然のことでありました。
余談ですが、稲荷というとすぐキツネを思い出す位キツネが出て来ますが、キツネは古来より日本人に神聖視されてきました。愛知県豊川市の豊川稲荷は、曹洞宗の妙巌寺に安置されており、ここでは稲荷の本地仏として信じられている茶枳尼天(だきにてん)というインドの神が祀られています。茶枳尼天というのは、インドでもともと人に害を与える悪神であったようですが、仏教にとり入れられて仏教を守護する善神として受け入れられました。この茶枳尼天が乗っているのが白キツネなのです。日本では俗信としてキツネを神秘的な霊力をもっている神聖な動物とする信仰があり、これが茶枳尼天の白キツネと結びついたのです。なお現在、銀座稲荷社では毎年四月の丑の日に盛大な大祭が行われております。
銀座越後屋
八代目 永井甚右衛門